提案4. Galleryの送客・回遊の再設計
目的
JILLA Galleryを「発注者と作家をつなぐハブ」として機能させます。現状は年間ユーザー4,322人のうち外部リンクをクリックして次に進む利用者が約10.8%にとどまり、大半が浅い閲覧で離脱しています。作品を見つけてもらう入口(検索流入)から、作品を見る体験(作品詳細ページ)、作家や協会への出口(外部リンク・問い合わせ)までを一貫して設計し直します。
関連課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| Gallery 1 | 一覧ページの作品情報がJavaScript描画に依存し、生HTMLに含まれていない |
| Gallery 2 | robots.txtでBing検索と生成AIクローラーを一律ブロックしている |
| Gallery 3 | 作品カードをクリックしても作品単体ページに遷移しない |
| Gallery 4 | 平均閲覧時間が短く、ハブ機能が働いていない |
| Gallery 5 | 問い合わせ導線が複数ドメインをまたぎ、文脈が切り離される |
| Gallery 6 | GA4のキーイベントが未定義 |
施策内容
発注者の行動の流れに沿って、4段階で整備します。
1. 見つけてもらう(流入)
robots.txtのBingブロックを解除し、生成AIクローラーの扱いは協会の方針を確認します。あわせて、一覧ページの作品情報をサーバー側で出力する方式(サーバーサイドレンダリングまたは事前レンダリング)への切り替えを検討し、画像検索・SNSプレビュー経由の発見性を高めます。
2. 作品を見る(回遊)
作品カードのクリックを単体ページへの通常遷移に切り替え、作品ごとのURL共有・ブックマーク・SNSシェアを可能にします。すでに存在する作品詳細ページを活かせるため、効果に対する実装コストは小さい施策です。
3. 送り出す(送客)
各ページに作家個人サイト・SNS・本体作家ページへの送り出しボタンを明確に配置します。問い合わせ導線は、将来的に発注に特化した項目(依頼種別、予算感、希望納期)を持つフォームも検討します。
4. 効果を測る(計測)
送客率(現状約10.8%)を中核指標として定点観測できるよう、キーイベントを設定します(提案1と共通の設計方針で実施します)。
優先度と工数感
着手順は「計測(4)→即効性のある導線改善(2・3の送り出しボタン)→流入基盤(1)→問い合わせ再設計(3の中期施策)」を提案します。robots.txtの修正とキーイベント設定は小さい工数で即時実施できます。単体ページへの遷移切り替えも既存資産を活かせるため比較的小さい工数です。サーバーサイドレンダリング化と問い合わせフォームの再設計は開発規模が大きいため、リニューアル要件に含めて計画的に進めることを提案します。