9. 主要CVがGA4のキーイベントとして計測されていない

項目内容
カテゴリー計測
対象サイト全般
セグメント共通
重要度
対応コスト

課題の概要

入会申込、問い合わせ、資料ダウンロード、アプリダウンロードといったサイトの主要な成果(CV)が、GA4上で成果として集計されるイベントとして定義されていません。フォーム側には計測を意図したdata-gtm-event-click属性が付与済みで、目印としての下地は用意されているのですが、入会申込・問い合わせのフォームはいずれもGTMが設置されていない別ドメイン(dynamic.jilla.or.jp)上で動作しているため、このイベントをGA4に送る仕組みが存在せず、またjilla.or.jpとのクロスドメイン集計も機能していません。結果として「どの流入経路から何件の入会・問い合わせが生まれたか」を数値で答えられない状態が続いています。

根拠

  • 加入申込フォーム(dynamic.jilla.or.jp/application)の入力要素には、data-gtm-event-click属性が10箇所付与されています
  • 問い合わせフォームも、本体の/contactページ内に埋め込まれたdynamic.jilla.or.jp配信のフォームで、同様にdata-gtm-event-click属性が9箇所付与されています
  • しかし、フォームを配信するdynamic.jilla.or.jpにはGTM・GA4が設置されておらず(課題10)、これらの属性を拾ってGA4に送る仕組みがありません。本体サイト(jilla.or.jp)にはGTM(GTM-KZW756V)が設置されていますが、別ドメインで動作するフォーム内の操作までは計測が届きません
  • 結果として、入会申込の完了は、GA4のイベントとしてもキーイベントとしても計測されていません

影響

新規会員の獲得を最優先とする事業目的に対して、施策の良し悪しを判断する物差しが存在しません。広告、SNS、検索流入のどれが入会に貢献しているのかを示せないため、予算配分や改善の優先順位づけがすべて感覚頼みになります。入会申込のフォームはGTMのないドメインで動作しているため、CVの定義を先に決めても、ドメイン側の対応(課題10)が済むまでは数値が上がってきません。本課題は他のすべての改善施策の効果測定の前提となる基盤課題です。

改善の方向性

まず「何をCVとするか」を定義します。最終的な成果となる行動(入会申込完了、問い合わせ完了)と、そこに至る途中の行動(資料ダウンロード、アプリダウンロード、加入申込ページ到達など)を区別して設計し、GA4のキーイベントとして登録します。前提として、サブドメインの計測分断(課題10)を解消し、dynamic.jilla.or.jpにGTMを設置する必要があります。フォーム側にはdata-gtm-event-click属性がすでに付与されているため、GTMの設置後はこの属性をイベントの発火条件として流用でき、フォーム改修を伴わずに計測を始められる見込みです。あわせて、フォーム完了ページ(サンクスページ)のURL整備など、完了を正確に捕捉するための受け側の整備も行います。

関連する改善提案

本課題は提案1. 計測基盤の整備で、関連する課題とあわせて横断的に扱っています。