4. 平均閲覧時間が短く外部への送り出しも限定的で、ハブ機能が働いていない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カテゴリー | UX |
| 対象 | サイト全般 |
| セグメント | 発注者 |
| 重要度 | 高 |
| 対応コスト | 高 |
課題の概要
JILLA Galleryの本来の役割は「発注者と作家をつなぐハブ」であり、作家個人サイト・SNS・本体サイトへ送り出す入口としての機能も期待されます。しかし、定量分析で観測された各階層の平均エンゲージメント時間と外部リンクのクリック実績を見ると、サイトを訪れた利用者の大半が短時間の閲覧で離脱しており、ハブとしての送り出し機能が広く活用されていない実態が見えます。
根拠
- 階層別の平均エンゲージメント時間は、トップが1分21秒であるのに対し、カテゴリ一覧が約21秒、作家ページが約24秒、タグページが約4秒、作品詳細が約5秒と短い状態です
- 外部リンク(作家個人サイト・SNS・本体サイトへのリンク)の年間クリック数は469件です
- 年間ユーザー数4,322人に対し、外部リンクをクリックして次に進んだ利用者は約10.8%にとどまります
- 残りの約9割の利用者は、本体サイト・作家個人サイト・SNSのいずれにも送り出されないまま離脱しています
影響
「クリエイターのポートフォリオサイト」「発注者と作家のマッチング」という事業目的が、トラフィックの規模に対して実際の成果に結びついていない可能性が高い状態です。作家にとってはGalleryに作品を登録しても発注の打診や個人サイトへの送客につながらず、登録のモチベーションが弱まる懸念があります。発注者にとっては作品を見つけても「次にどう動けばよいか」が明確でないまま離脱しており、Galleryを発注検討の起点として利用する体験が形成されていません。
改善の方向性
Gallery単体の改修ではなく、設計思想の再定義を含む議論が必要な課題です。短期施策としては、各ページに作家個人サイト・SNS・本体作家ページへのリンクタンを明確に配置し、現状の約10.8%という外部送出率を引き上げます。中期施策としては、関連する個別課題(作品単体ページへの遷移、問い合わせ導線、サイト内検索の不在)を一体で解決し、閲覧の深さと送客の量を高めます。
関連する改善提案
本課題は提案4. Galleryの送客・回遊の再設計で、関連する課題とあわせて横断的に扱っています。