提案1. 計測基盤の整備
目的
入会・問い合わせをはじめとするサイトの成果を数値で把握できる状態を作ります。現状は主要CVの定義がなく、サブドメインの計測も分断されているため、どの施策が成果に貢献しているかを誰も答えられません。本提案は他のすべての改善施策の効果測定の前提となるため、最優先での着手を提案します。
関連課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 本体 2 | 加入申込フォームが別サブドメインで運用されている |
| 本体 9 | 主要CVがGA4のキーイベントとして計測されていない |
| 本体 10 | サブドメインにトラッキングタグが入っておらず、計測が分断している |
| Gallery 6 | GA4のキーイベントが未定義で、サイトの目的達成度を測れない |
施策内容
1. CVの定義
まず「何を成果と数えるか」を定義します。以下をたたき台として提案します。
| イベント | 計測内容 |
|---|---|
| 入会申込完了 | 加入申込フォームの送信完了 |
| 問い合わせ完了 | 問い合わせフォームの送信完了 |
| 加入申込ページ到達 | /applicationへの到達 |
| 資料ダウンロード | 契約書類などのダウンロード |
| アプリダウンロード | アプリストアへの遷移 |
2. 3ドメインの計測統合
dynamic.jilla.or.jp(入会フォーム)とmy.jilla.or.jp(マイページ)にGTMを設置し、本体と同じGA4プロパティに送信します。クロスドメイン計測の設定を行い、「本体サイト→入会フォーム→完了」が同一セッションとしてつながる状態にします。
3. キーイベントの登録
定義したCVをGA4のキーイベントとして登録します。入会申込・問い合わせのフォームには計測用のdata-gtm-event-click属性がすでに付与されているため、施策2でGTMを設置すれば、この属性をイベントの発火条件として流用でき、フォーム改修を伴わずに計測を始められる見込みです。フォームはいずれもdynamic.jilla.or.jp上で動作しているため、着手順としては施策2を先行させます。
4. UTMパラメーターの付与ガイドライン
広告・SNS・メールなど、協会が発信する各経路のリンクにUTMパラメーターを付与するためのガイドラインを定め、流入経路別のCV貢献を比較できるようにします。
5. Gallery側のキーイベント設定
Galleryの目的を「外部への送り出し」と定義し、作家個人サイト・SNS・本体サイトへのクリック、問い合わせフォームへの遷移をキーイベントに指定します。本体サイトと統一した設計方針で進めます。
優先度と工数感
優先度は本レポートの提案の中で最上位です。リニューアルを待たず、現行サイトのまま着手できます。タグ設置とGA4設定が中心のため、大規模な画面改修は発生しません。CV定義に関する合意と、サブドメイン側へのタグ設置調整を含めても、他の提案と比べて小さい工数で着手できる見込みです。