5. 作家への問い合わせ導線が複数ドメインをまたぎ、Galleryの文脈から切り離される
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カテゴリー | 導線 |
| 対象 | 作家詳細 |
| セグメント | 発注者 |
| 重要度 | 中 |
| 対応コスト | 高 |
課題の概要
発注者が作家に興味を持って問い合わせに進もうとすると、jilla.gallery→jilla.or.jp→dynamic.jilla.or.jpと3つのドメインをまたいで遷移し、画面は協会本体のレイアウトに切り替わります。Galleryで「この人に依頼したい」と思った瞬間の文脈が視覚的に途切れるうえ、フォーム自体も発注に特化していない汎用構造のため、Galleryの成果地点であるはずの問い合わせが最も摩擦の大きい体験になっています。
根拠
- 作家詳細ページの「CONTACT」リンクはjilla.or.jp/contact?id={作家ID}に別タブで遷移し、その内部にdynamic.jilla.or.jp上の作家別フォームが埋め込まれる構造です
- フォームの冒頭に「お問い合わせ対象会員:{作家名}」として対象作家が事前表示されるため、作家名の再入力は不要です
- 一方で、遷移先の画面は協会本体のレイアウトに切り替わり、Galleryで作品を見ていた文脈との視覚的な連続性が途切れます
- フォーム自体は会社名・電話番号・お問い合わせ内容を入力する汎用構造で、発注内容(予算、納期、用途)に特化した項目はありません
影響
Galleryの事業目的である「発注者と作家のマッチング」の最終地点で、利用者に不安と手間を与えています。作品を見て高まった依頼の意欲が、見た目の異なるページへの遷移とドメインの切り替わりで冷める構造であり、ハブ機能の弱さ(課題4)の一因にもなっていると考えられます。またフォームが汎用構造のため、作家側に届く問い合わせにも発注判断に必要な情報(予算感、納期、用途)が含まれにくく、成約までのやりとりが増える要因になります。
改善の方向性
短期的には、遷移先のフォームページにGalleryのロゴや配色を引き継ぎ、「Galleryからの問い合わせ」という文脈が保たれる見た目に調整します。中期的には、Galleryのドメイン内で完結する問い合わせ導線を設け、発注に特化した項目(依頼内容の種別、予算感、希望納期、用途)を持つフォームへの再設計を検討します。問い合わせの発生状況を把握するための計測整備(課題6)を先行させ、改善の効果を確認できる状態で進めます。
関連する改善提案
本課題は提案4. Galleryの送客・回遊の再設計で、関連する課題とあわせて横断的に扱っています。